ヒルアヴェin鶴岡 報告ページ

「ヒルサイドアヴェニューin鶴岡」
2002年1月26日


ヒルサイドアヴェニューin鶴岡2002



ゲスト: 大橋純子
会場: 山形県鶴岡市 鶴岡文化会館
司会: 小川もこ

取材編

朝早~~く東京を出発。(というか、前夜、ディズニーシーのホテルミラコスタで仕事だったので、千葉を朝6時に出発、、でした)上越新幹線から新潟で特急電車に乗り換えて 日本海側をひた走り。26日当日昼過ぎに鶴岡に到着しました。早速取材へ。昨年同様、FM山形のパーソナリティー大熊幸子さんも一緒です。

取材:大山地区の酒蔵 栄光冨士

ヒルアヴェin鶴岡2002

冬は 美味しい日本酒の仕込みのシーズン。寒さの厳しい場所なだけに
鶴岡の大山地区は 古くから 全国に誇る銘醸地です。

今回は安永7年(1778)創業の”栄光冨士”冨士酒造(株)を訪ねました。
ていねいな造りで 高品質の吟醸を醸し、県内外で高い評価を受けているここは、
「古酒屋のひとりよがり」「庄内誉」で有名な酒蔵。
全国新酒鑑評会入賞の常連でもあります。


ヒルアヴェin鶴岡2002

見て見て!発酵が進んで ビールと見まごうばかりの力強い泡が!
美味しい吟醸酒が 今まさに育っています。
ここで豆知識

吟醸酒とは:お酒造りに適したお米を使い、60%以上の精米歩合(40%以上お米を削り取る!)で、”吟醸造り”という低温でゆっくりかける高度な製法で造り上げたお酒のこと。

大量生産は難しく、生産コストも高くつくので、値段も高くなります。が、味、香りとも 日本酒の最高峰で、品評会などには このお酒が出品されます。

「吟醸酒ができるまで」

精米洗米蒸米された米は 麹米、もと米、掛米の3つの用途に分けられます。
人肌程度に冷ました蒸米に 麹室で 種麹をまき(種きり) 優しく揉むのが「床揉み」という作業。おぉ、艶っぽいネーミングですなぁ。
切り返し、盛り、積み替えを繰り返し、乾燥させたら””の出来上がり。
麹は 米のデンプンをブドウ糖に変えていく大事な働きをするのです。

で。「もと」(漢字がATOKに無い。。酉偏に元と書きます)造り。
麹に酵母、蒸米、水、乳酸を加えて もと(:酒母)を造ります。約2週間かかります。
(乳酸を入れないで 自然に乳酸が生まれるのを待って造るときは倍の約1ヶ月かかります。こうして造った「もと」は「きもと」と呼ばれます)

こうして出来た「もと」に麹、蒸米、水を3回に分けて加え(3段仕込み)攪拌し、低温で約1ヶ月かけてできるのが「もろみ」。「もろみ」を造る工程を「造り」と呼びます。

上の写真は この「もろみ」の表面の様子です。発酵がどの程度進んでいるかを この泡で判断するのです。「筋泡」「水泡」「岩泡」と 最後の添え(留添)を入れた後、泡はどんどん変化していき、15~6日経つと、泡の無い「地」という状態になります。

そうなったら、いよいよ「搾り」。発酵が終わった「もろみ」を酒袋に入れて「槽(ふね)」という搾り器の中に積んで 上から圧力をかけて搾られたのが「新酒」!

槽を使わずに 袋吊りにして 自然に滴り落ちた酒だけを集める方法もあります。

搾ったばかりの新酒には「おり」(でんぷんや酵母などのカス)がありますが、この「おり」を冷暗所に10日ほど置いて沈殿させ(おり下げ)上澄みのきれいな部分を取り出します(掬採きくさい)。

これを濾過したのが「生酒」。この後、第一回火入れ、貯蔵・熟成、検査・調整、第2回火入れ、瓶詰めを経て、、、、あなたの元へ 美味しい吟醸酒がやってくるのです。

パチパチパチィ~~~!!
ヒルアヴェin鶴岡2002

酒を仕込んだタンクを廻りながら 杜氏の熊谷喜一郎さんの説明を聞いてます


ヒルアヴェin鶴岡2002

杜氏さん 常務さんと一緒に


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ここで試飲させてもらった「ひとりよがり」大吟醸は もうもうもう~~♪至福の味でありました!!
さぁ一杯(いっぱい!)きこしめし、すっかりイイ気分で次なる取材先へ。今度は寿司だぁ~~♪

取材先:三幸寿司(さんこうずし)

ヒルアヴェin鶴岡2002

わぁ~~~~い♪おすしだおすしだ うっれしいぃなぁ~♪
三幸寿司さんにて まずは鶴岡でも2軒の店でしか食せないネタを!


ヒルアヴェin鶴岡2002

驚きのにぎり寿司!どーみてもイカのようですが、これがなんとナタデココ!!
普通はデザートで食べるものだよねぇ~~!
ネーミングもユニークで、ここ三幸寿司さんでは「イカサマサマ」と呼んでます。
(イカさま の ダブルミーニングが笑える!)
歯ごたえ良く、しその葉と梅肉の味がマッチして 実に美味!
しかもノーカロリーのネタだからヘルシー♪ 
1カン100¥と値段も手頃。女性や お腹の脂肪が気になるパパにお奨め!!!


ヒルアヴェin鶴岡2002

試食する小川の声も弾んでます♪だって~美味しいんだも~~ん!!
ご主人は なんと元銀行員。脱サラして修業を積み、この店を経営していらっしゃいます。
お話が とても楽しくて、一人でお店に食べにいっても 飽きさせませんよぉ~。


ヒルアヴェin鶴岡2002

こちらは 鶴岡冬の限定の味、タラの昆布〆めのにぎり。日本海で揚がった新鮮なタラを日高昆布の間に挟んで2昼夜。昆布の旨味が沁みてるぅ~♪上にちらした針ショウガもあいまってそりゃ~~もう絶品。


ヒルアヴェin鶴岡2002

これなんだと思う??なんと!穴子の丸焼き!1匹まんま一夜干ししたものを香ばしく焼いてぶつ切りにしてあります。皮の焼けた部分がパリパリと上質の北京ダックにまさるかもという味です!お奨め♪
ふぅ。お腹も満たされて 腹ごなしの散策など。
ヒルアヴェin鶴岡2002

鶴岡が産んだ 文豪 藤沢周平さんゆかりの地が 市内のそこかしこにあります。
文学的見地から 鶴岡を散策できるように 市内各地にこんな立て看板が出来ました。
その場所にふさわしい 作品の抜粋も表記されています。よぉし~!こりゃぁ 全編
じっくり読むぞぉ~という気分になれます。ここは「花のあと」に描かれた 鶴ヶ岡城

小説の抜粋を 立て看板から ここに掲載。。。
  • 「水面にかぶさるように のびている たっぷりした花に、傾いた日射しがさしかけている。その花を、水面にくだける反射光が裏側からも照らしているので、花は光の渦にもまれるように、まぶしく照りかがやいていた。豪奢で、豪奢がきわまって むしろ はかなげにも見える眺めだった。以登は 去るにしのびないような気持ちになっている。」オール読物 昭和58年8月号
この「花のあと」という作品は 短編で 以登という女主人公の淡い恋心を描いた珠玉の掌説です。
これを機会に 藤沢文学に是非 触れてみてくださいね。
ヒルアヴェin鶴岡2002

鶴岡公園のお堀には 春の日射しを浴びて カモのカップルがいっぱい!
今年の鶴岡は 雪も少なくて過ごしやすかったよ。

オンステージ編

それでは超満員のお客様の前で 迫力のステージを繰り広げてくれました
大橋純子さんの姿 写真でどうぞ♪
ヒルアヴェin鶴岡2002

ヒルアヴェin鶴岡2002ヒルアヴェin鶴岡2002

ヒルアヴェin鶴岡2002
さて2月7日(木)13:00~15:55の時間で どこまでオンエアーできるでしょう?!
なんと2時間10分に渡る ほとんど通常のツアーコンサートと違わぬ最高のステージ、お客様も大満足だったことでしょう。セットリストをご披露しておきます。
M 1.izm
M 2.Don't Think Feel It!
M 3.どうして心は
M 4.たそがれマイラブ
M 5.ビューティフル・ミー
M 6.8番目の海
M 7.Dear Summer
M 8.シルエット・ロマンス
M 9.A Way
M10.I Wish
M11.サファリナイト
M12.ペイパームーン
M13.愛は時を越えて
アンコール
    シンプル・ラブ
    My Love

~小川と トークタイム~

    雪の降る町を
ヒルアヴェin鶴岡2002

なにげに爆笑の渦となってしまった 北海道で生まれた女達の会話
純白で 雪の精のような純子さんと 茶色に染まる土の使者の小川
この漫才コーナーのあと、シャイニングスノー・コンサート恒例の
鶴岡ゆかりの歌「雪の降る町を」を 歌い上げてくださったのでした。


ヒルアヴェin鶴岡2002

打ち上げで 鶴岡冬まつり2002シャイニング・スノー・コンサート実行委員長、
御橋義諦(みはしぎたい)さんを囲んで
もこ伝から コンサートの感想を。。。
★メープルシロップ さん

 昨日26日、鶴岡でのシャイニング・スノー・コンサートに行ってまいりました。
とってもいいお天気で、雪もまったくなく、あたたかかったので、思っていたより並ぶのも楽でした。到着したときには、すでにたくさんのお客さんが並んでいて、私たちのあとからもゾクゾクとお客さんがやってくるので、「これは後ろのほうの席になるかも……」とみなさんと話していたのですが、幸いいちばん前を陣取ることができました。
最初、もこさんは幾何模様のノースリーブのトップスにサイドにフリンジ(?)のついたタイトなジーンズで登場。コンサートのあとは、がらりと違うお洋服にお召しかえ。チョコレート・ブラウンのノースリーブのツーピースで、腕のところにボアのついたフォークロアっぽいデザインで、ミニスカでした。どちらもとっても素敵でしたよ~。

去年持ってくるのを忘れてしまったという本を今年は持ってきてコンサートのあと販売・サイン・握手会をしておられました。もちろん完売でしたよ。
そのあと、みんなで集合写真を撮っていただきました。もこさん、寒いのにコートを脱いでくださってありがとうございました。

大橋純子さんのライブも最高でした。名曲、ヒット曲、新曲、カヴァー曲、とりまぜて2時間近くのパフォーマンス。大人の女性の感性、大きさと強さにあふれていて、バラードの時には思わず涙ぐんでしまったりもしました。一方、グルービーな曲の時にはステージを大きく使いながらの熱唱で、私たちを熱狂の嵐に巻き込んでしまわれました。
スレンダーで小さな方なのに、一体どこからあのパワフルで豊かな声は出るのでしょう?
MCもおもしろくて、最高でした。

2月7日の放送がとても楽しみです。いっしょにいったみなさまがた、本当にお世話になりました。とっても楽しかったです。ありがとうございました。

もこさんがおっしゃってたお寿司のネタ、私多分わかってしまいました~。
でも7日までがまんします~。


★くまこさん

 いやあ今年も大挙して見に行った甲斐がありました。
大橋純子さんがベストテン番組出まくりの頃は、私リアルタイムで見ていたので 名曲シリーズ(?)では全てが懐かしかったので一緒に歌ってしまいました。
私は特に「ビューティフル・ミー」が心にしみわたったのです。
高音域の音をぱぁああん!と出してしかもアカペラで始まるこの歌、これを生で(一番前で)見られて聴くことができるなんて、なんて贅沢な体験をさせてもらったことでしょう。
大晦日の紅白で森昌子さんを久々に見たときも思ったのですが、本当に歌が好きで、歌が上手くて歌の心がわかってる人は衰えを知らないのはもちろん、唄っているときの歌との向き合い方が人と違うような気がします。
今の若いシンガーのみなさまも本当に声がよくでている方が多く、高い音域で唄ってる人も沢山いるんだけど、力が入りすぎているように思います。(生意気ですけど)
それがこっちにも伝わってしまって、一生懸命さが感じられるのはとてもいいことですが、何曲も聴くとこっちが疲れてしまう。「歌のチカラ」より自分の会得した技量を押し出してくる気がして。
大橋さん(森さんも)は、歌の心をわかっている・歌のチカラを信じて感じて、それを自分の声に乗せているんだと思えるのです。

だからこそ…
もちろん、新しいアルバムの歌もたくさん披露してくださいましたが、アルバムを持っていなかったりして、聴いたことがない曲が多いコンサートだとこちらとしては、ノル事が出来ず、不完全燃焼で終わってしまってそれは観客としてはツライものがあるのですが、
今回の大橋さんはちっともそんなことを感じさせないライブを繰り広げてくださいました。それは、ひとえに大橋さんの歌のチカラです。
素人が聴いても難しそうな曲をもスムーズにソウルフルによく通る美しい声にのせて送り出してくるから、初めての曲でも歌詞が直接ココロに届いてくるので、歌の世界を堪能出来るのです。二時間、あっという間の感動の波につつまれたひとときでした。

もこさんも相変わらずチョーカッコ良くて、キレイで可愛かったんだけど…
だけど…
大橋さんのトークも歌同様、あまりに冴えて面白かったせいかもこしゃんもノリノリで、ほとんど掛け合い漫才になってしまって「私今日、おかしいわ!」をご自分で連発していたのですが、大橋さんが「もこさんヘンよ今日、それともいつもこうなの?」って
観客席一番前に陣取ってた私たちの方をむいて念押しされてたとき「ウンウン」とうなずいてしまっていたもこりすと達を、もこしゃん許してねー。


★岩兄さん

本当にすんごいライブでしたねー
こんな小さな躰の何処からこのパワーが出るのかほとほと関心した2時間でした。


★ヒデミックス☆さん

 私もくまこさんと"ほぼ"同時期で大橋さんの歌を聴いてたので、おなじみの曲が流れるともう鳥肌出まくり~♪の世界でした。そして、「愛は時を超えて」では涙腺が壊れるかのように・・・・
 予定時間を大幅に超えた熱のこもったライブ、(放送で)カットして流すのはもったいないな、と感じました。
 そうそう、一応言っておきますけど、コンサートの主催者(?)さんの「吹雪が起こりそうなだじゃれ」と「ビッグベアーハッピーチャイルド(大熊幸子アナ)さん」ネタは恒例のようで・・・・(私は初めて聞きましたが・・・・)
>もこさん
 大橋さんの熱気あふれるライブにあてられたかどうかは分かりませんが、この日のもこさんは結構ハイでした。(病み上がりのせいかも知れませんが・・・)その「壊れっぷり」は当日の放送でとくと楽しんでくださいませ。
>寿司ネタ
 私も聞いた時は、「キツイかも・・・・別々にして(食べる)なら平気だけど」と思いました。ちなみにホヤじゃ無いですよ

※余談
 「シャイニンスノーコンサート」と名前が付いたにもかかわらず、当日は晴れのいい天気でした。しかしその翌日、もこさんが鶴岡から離れると天気は荒れ模様。おかげさまでうちの地域では50㎝の大雪に見舞われました・・・・・


★はとむぎばっとさん

今回、初めてシャイニング・スノーコンサートに参加しましたが、会場のみんなの心が一つにまとまったライブ、聴いていて胸がジ~ンとしました。
大橋純子さんの唄も素晴らしかったですが、観客の方々の聴く姿勢も素晴らしさにビックリしました。このような素敵な想い出を与えてくれた鶴岡の町をますます好きになりました。