YAJIKITA in 大曲 花火鑑賞士に挑戦!編

「YAJIKITA on the road」冬の秋田part1
~花火のソムリエ!花火鑑賞士に挑戦!~
2003年11月22日 第61回


晩秋から初冬といえる時期の秋田にて、全国で初めて実施された「花火鑑賞士」
もちろん、私、小川もこも しっかり勉強して、挑戦しましたよ~!いやぁ~、受験なんて何年ぶりでしょう?!
緊張しました~
さぁ DJ史上初?の「花火鑑賞士」誕生となるのか 乞うご期待!

2003年11月1日…、全国の花火師が「日本一」を競う全国花火競技大会で知られる 秋田県は大曲市。
ここで、全国で初めて「花火鑑賞士」の資格認定試験が実施されたのです。

大曲は花火で有名なまち。 この夏も全国の27業者が一堂に介し、およそ1万5000発の花火が夏の夜空に打ち上げられ、あいにくの雨にもかかわらず、63万人が酔いしれました。

そんな大曲でなぜ、「花火鑑賞士」と言う資格が誕生したのでしょう?
まずは、NPO法人「大曲花火倶楽部」会長のさかきしんえつさんに お話を伺いました。

全国で初めての「花火鑑賞士」の認定試験の実施。この試験は花火を知的に、楽しく鑑賞するための技術向上を図ろうとするもの。
つまり「観る側の目を養う」のが目的。ただし花火鑑賞士と言ってもあくまで同倶楽部が認定するもので、国家資格などではないのでくれぐれもご注意を─。

花火大会をより深い知識で楽しめるように。多彩な花火を見分ける目を養い、大曲ならではの〃花火通〃になってもらいたいというのが狙い。

*今回、この「花火鑑賞士」の試験を受けたのは、県内外から 小川もこ も 入れて79名(2名欠席)

気分はもうすっかり花火鑑賞士に なってしまったような気でいる私ですが、花火の基礎知識すら全くありません…。いったいどうするんだ。。。

でも、ご安心を、、試験の前に4時間に渡る講義がしっかりあるんです。
どんなカリキュラムかというと…。
  • 1時間目 花火の歴史
  • 2時間目 花火の製造方法と打ち上げ
  • 3時間目 花火の種類
  • 4時間目 全国の花火大会と鑑賞のポイント
*テキストには 専門的な記述が ぎっしり。これを眺めた時点で もう後込みしちゃってる私。。。

20年ぶりに試験なるもの受験する小川もこ…。
ちょっと懐かしい緊張を感じつつ、1時間目の講義「花火の製造と歴史」
講師は、先ほどお話を伺った会長、賢木新悦(さかきしんえつ)さん。

★【花火の製造と歴史】

日本で最初に 花火を鑑賞したのは、、、徳川家康、、とか 鍵屋~!玉屋~♪で 江戸の人気を二分した玉屋は 火事を出したのがきっかけで、一代限りで断絶した、、とか 興味深い話がいっぱいで この辺は歴史好きの小川のハートを鷲掴みな講義です♪


大曲花火屋に展示されていた 昔の花火製造の本
さて 2時間目の講義は…。「花火の製造方法と打ち上げ」
えっっ? いきなり専門的な話で 難しくなります。

講師は花火師の小松忠信(小松煙火店)さん。




一番左側の写真が 小松さん。大曲駅そばの「大曲花火屋」の壁に大きく展示されている
花火師さん達の姿は どなたも 粋でいなせで ほんとにカッコイイ!!
講義の中には、「星」という言葉が沢山でてきます。
これは、花火のなかの 飛び散る火薬の玉 のこと。
その他にも専門用語がいっぱいで、もっともっと勉強しなければ、、と思うことしきり。

★【こまつただのぶさん「花火の芯の話」 】

ココで ちょいとミニ知識。
  • 花火って、何重にも輪ができますよね。
  • この輪が2重(芯の部分が一つ)だと芯入り。3重だと八重芯と言います。
    (芯が二つなのに八重というのは重なっている様を昔は八重、、と表現したからだとか。。
    かなり紛らわしい表現なので、要チェック!試験にでるぞぉ、、、)
    4重(芯部分が三つに重なっていること)だと三重芯。
  • 外の輪に対して、中の輪・・・芯がいくつ入っているかということ。
  • 現在の最高は5重・・・つまり四重芯の花火です。
    花火大会の時、目を凝らして芯が幾つあるのか数えてみましょうね。

★【こまつただのぶさん 「打ち上げに大事なのは保安距離」 】

  • 打ち上げる場所と鑑賞する場所や建物間は 開く大きさと同じだけの距離をとらなければいけません。この距離のことを「保安距離」と言います。(試験に出るぞぉぉ~~Part2♪)
さあ、いよいよ3時間目!花火の種類!!講師は花火師、今野よしかずさん。この方は、ドラえもん花火の作者です。

今日の講義の花火師さん2名は どちらも超人気。人気の花火師さんは スマップよろしく 全国から追っかけファンが はしごをして 打ち上げる大会を鑑賞するそうです。すごいね。


とっても真剣に講義を聴いている皆様
む、難しい。。。それに皆が 花火のプロフェッショナルに見えて
素人は私だけ??と とても不安になりまする

★【 牡丹、菊、冠  】

そして最後の講座!4時間目!!
「全国の花火大会と鑑賞のポイント!」
講師は、小西亨一郎副会長さん。お話上手で爆笑が何度も沸き起こった1時間でした。
でも、押さえておかなきゃいけないポイントは多すぎる。。。ど、どれが試験に出るのよぉぉぉ、、、

★【 競技会は真剣に。納涼大会はビール片手に 】

全国で たくさん開催される花火大会、規模の大小はあっても、どれが良くてどれが悪い、、という優劣は一切無い。花火鑑賞士となったら、必ずその花火大会の良いところを褒めて良さを堪能しながら 鑑賞しなさい、、の話には感心させられました。
そうね。人が作り 人が見せてくれる 血と汗と涙の結晶の花火なのだ。 感謝しなきゃ。


小川の前の席に座っていた受講者の女性
ヘスタイルで 花火への愛を表現しているようで すごい、、!と思った
と、許容範囲を超える 様々な講義を連続4時間受講したあと、、いよいよついに、、、試験です。
全55問の 難問ばかり。あぁ、、ほんとに難しかった。

試験の結果が出るのは11月17日。あぁ なんか、、、ダメかも。ちょっと肩を落としつつ、でも、今日の充実した半日に満足な気持ちで試験会場をあとにします。
頭ウニウニになる 濃い半日を過ごした受験者たちに ねぎらいの気持ちを込めて、主催の大曲花火倶楽部さんが 飯田5社花火競演会を見せて魅せてくれました。たった今、勉強したばかりの あれやこれやを反芻しながら 皆で晩秋の空を焦がす大輪の光りの花に歓声をあげた想い出深い夜でした。
(この様子は 是非 YAJIKITA on the roadのHP ブロードバンドの動画でご覧ください。綺麗よぉぉぉ♪)
第7回 飯田5社花火競演会 プログラム(平成15年11月1日)
打ち上げ場所:雄物川河川敷(大曲花火会場より1.5キロ上流付近)


●4号玉5連発の部
NO 作品名       花火作家名 (敬省略)
1 トラ・トラ・トラ 小松忠信(小松煙火店)
2 マジカルフラワー 新山良洋(大曲花火化学工業)
3 あなたに贈るポインチセアの花束を 大久保博(大久保煙火製造所)
4 ネオンボール 今野義和(北日本花火興業)
5 Fireworks Art Coliction 久米川和行(和火屋)

●7号1発の部
1 昇り付芯入り金波菊 大久保博(大久保煙火製造所)
2 復活!昇朴付顕芯変化菊
(21世紀バージョン) 久米川和行(和火屋)
3 昇曲付青芯金先紅緑 今野義和(北日本花火興業)
4 曲付芯入冠菊 小松忠信(小松煙火店)
5 昇曲付八重芯変化菊 新山良洋(大曲花火化学工業)

●ミニスターマインの部
1 天空彩花(てんくうさいか) 今野義和(北日本花火興業)
2 中秋の名月 新山良洋(大曲花火化学工業)
3 戦争と平和 久米川和行(和火屋)
4 散花(さんか) 小松忠信(小松煙火店)
5 蜂の巣つついた、さあ大変! 大久保博(大久保煙火製造所)

●フィナーレ花火
花火カーニバル 今野義和(北日本花火興業)


第一回花火鑑賞士試験当日に行われた この花火競演会。
大曲市内のとある地域の町内会さんがお金を出し合って行っている花火大会だそうです。
町内会主催の花火競演会とはいえ、参加業者さんは豪華メンバー。3部門で腕を振るいました。
25分程度の競演会でしたが、とても見ごたえがありました。

さて、この花火鑑賞士認定試験のニュースは 2003年11月18日付けの毎日新聞に掲載されました。
「鑑賞士」63人誕生--大曲のNPO法人、初の試験結果発表 /秋田

◇「玉名」記述や作図、県内外の79人応募
 NPO法人大曲花火倶楽部(賢木新悦会長)が認定する「花火鑑賞士」試験の結果発表が17日あり、受験者79人のうち63人(県内39人、県外24人)が合格、日本初の花火鑑賞士が誕生した。結果はミニ資料館「大曲花火屋」に掲示され、受験者に郵送された。
 試験は1日、同市であった。選択問題のほか、VTRを見て「玉名」(花火の種類)を記述する問題や、図を書く難問など全55問。試験に先立ち4時間の講義があり、「歴史」「製造と打ち上げ」「種類」「鑑賞ポイント」について、地元花火師らが講壇に立った。花火を体系的に解説したテキスト(一部カラー、A4判46ページ)も、受講者に配られた。
 県外の合格者は首都圏の花火マニアが占め、首都圏FM局のラジオパーソナリティーや同時通訳を目指す大学院生らも。企画担当の小西亨一郎副会長は「知識を持って花火を語れる人が生まれた。今までと違った着想で花火をPRするきっかけになるのでは」と話している。来年も試験を実施する。【野口武則】(毎日新聞)
[11月18日18時53分更新]
★そうなんです!11月19日 合格通知が無事我が家に届きました。
おめでとうございます
「あなたを花火鑑賞士として認定します」の黒々とした太い文字。
やった~♪ 
実はね。筆記試験60分のあと、テレビのビデオを観ながら「昇曲付八重芯変化菊(のぼりきょくつきやえしんへんかぎく」「千輪菊(せんりんぎく)」といった5つの花火の玉名を当てる!という実技試験には
正直言ってお手上げ。。絶対落ちた、、、と落ち込んでいたここ数週間だったのでした。
晴れて小川は 花火鑑賞士!!!う、嬉しい~~!
今年が第1回ということは 来年も第2回の認定試験があるわけです。
どうぞ 貴方も挑戦してみてください。小川と一緒に 花火のソムリエ「花火鑑賞士」として誇りと愛をもって  これから 最高の芸術である花火を楽しみましょう♪



特定非営利活動法人大曲花火倶楽部認定
第1回花火鑑賞士認定試験受験案内
  • 試験日 平成15年11月1日(土)
  • 受付期間 平成15年10月1日(水)~20日(月)
  • 試験会場 サンクエスト大曲
1. 目的      この認定試験は,花火を知的に,かつ,楽しく鑑賞するための技術向上を図ることにより,もって市民レベルでの花火の普及に資することを目的とする。

2. 試験区分     花火鑑賞士

3. 受験資格
  1. 高校生以上
  2. 次のいずれかに該当する者は受験できません。
   ア 花火を一度も見たことがない方。
   イ 花火が嫌いな方。
   ウ 花火を恒久平和に利用できない方。
   エ 花火を芸術と思わない方。

4. 受験料     5,000円
         合格された方は,受験料とは別に登録料として3,000円いただきます。

5. 試験の方法,日時,会場及び合格者の発表

(1) 試験方法   オリエンテーションならびに講習受講後,筆記とVTRによる花火鑑賞の実技試験

(2) 日時・日程   平成15年11月1日(土)
      (ア) 受付時間 午後0時30分~午後1時00分
      (イ) オリエンテーション 午後1時00分~午後1時15分
      (ウ) 講習午後1時15分~午後2時15分(花火の概要と歴史)
            午後2時25分~午後3時25分(花火製造法と打ち揚げ方法)
            午後3時35分~午後4時35分(花火の分類と種類)
            午後4時45分~午後5時45分(花火鑑賞のポイントと全国の花火大会)
            午後6時00分~午後7時00分(花火鑑定士認定試験)(3) 会場

サンクエスト大曲 大曲市日の出町1丁目23番3号    電話:0187-63-5572

(4) 合格者発表   平成15年11月17日(月)に合格者に郵送で通知します。

6. 資格調査   受験資格の有無,履歴事項の真否等について行います。
7. 受験手続等  第1回試験の申し込み受付は終了しました。


特定非営利活動法人大曲花火倶楽部認定
第1回花火鑑賞士認定試験 受験者の声
さて、、どれが小川もこの感想でしょう?!

●不勉強 記憶力が失せてしまいすみません

●こういう試験あるのを先に言ってもらわないと,メガネもってこれません ヨロシク

●素人には無理。ムズかしすぎる。お手あげです。XoX

●非常に楽しく講義を拝聴しました。
 今まで疑問に思っていた事も理解できましたし 本当に良い企画と思います。
 特に花火の打ち上げのやり方についてはどのようにして行うのかまったくわかりませんでしたが,
 本日の講義にそれがわかり,よかったと思っています。
 認定資格を別にしてもこのような勉強会に参加できてよかったです。
 できればビデオでの鑑賞をもっとくわしく時間をかけてやってもらいたかった。
 他の(ジャンルの花火を含め,よいもの悪いもの合わせて)花火も含めて

●(1)実物(模型)を使った説明があれば良かった。
 (2)第3講義が,言葉の説明でわかりにくい。
  ビデオ等を活用して欲しい。

●最初は5,000円の受験料が高いと思ったのですが,楽しく興味深い講義を受けることができ,大変有意義でした。
(確かにボランティアですね。ご苦労様です)
 おもしろかったので全く眠くなんかなりませんでしたよ!

●ありがとうございました。これから,もっと深く花火に関わっていきたいです。
 今後,大曲花火倶楽部の方々とお会いすることがあるかもしれませんが,その時はよろしくお願いします。
 花火は本当に素敵ですよね!!

●今回の企画たのしみにしておりました。

●テストの結果はさておき,大変勉強になりました。長い時間がさほど長く感じられませんでした。
 主催者の皆様の花火への熱意が伝わる講義でした。ありがとうございました。

●講義の内容は時間を忘れるほど充実し,興味のあったものであったが,
 試験問題に取り組むやいなやガク然としてしまったが,また新たな花火鑑賞ができるように思えた。
 今日一日ありがとうございました。NPO大曲花火倶楽部の皆さんに深く感謝申し上げます。

●広い視野からの講義であり,有意義でした。花火師さんからの説明は大変解りやすかった。

●プロフェッショナルの筋道の通ったお話と会長・副会長の情熱のこもったお話は飽きる事なく集中して聞くことができました。
 花火大会の話は,思い入れが強くなるのはみな同じです。
 「マイナス評価は絶対しない」~いつか体験談をお聞きしたいと思います。
 私は,つまらないと思うと,しばらく尾を引いてしまいます。

●ただきれいだと観ていた花火も,いろいろな種類や審査規定を知ると,見方も変わってきそうです。
 基本は好きということが大事なようなので,これからも,楽しみに花火をみたいと思います。
 今日は長かったけど,知らないことが知れて楽しかったです。ありがとうございます。

●花火師さんの講義は,やはり専門的でした。
 NPOの講師のお2人の講義は,とてもあっという間に時間過ぎました。楽しい講義でした。
 花火の奥深さを知ることができ充実した時間を過ごすことでき,有難うございました。
 問題は予想以上に難しく結果がとても心配です。

●奥が深く1日では理解が難しい。もっとビデオを使って説明して欲しかった。
 花火を観る楽しみが出来た。「へぇ~」と言う事ばかりだった。来年の大曲花火大会が楽しみです。
 来春(3月)の若手新作コレクションも必ず観にきます。

●花火の歴史や製法等,色々と学びました。
 いつもただ見ていた花火が,こんなにも乾燥期間が必要とは…。職人さんにただ感謝の思いでいっぱいです。
 これからは,「いつもの夏」ではなく,「今年だけの夏」として楽しみたいと思います。

●メイキングビデオを見ているようでとても楽しかったです。花火の見方がまた変わる様に思います。
 花火師さんは職人であり芸術家であり化学者でもあると思います。
 もっといろんな話を聞かせて頂きたいと思いました。この様な機会を下さり,感謝致します。
 ありがとうございました。

●はじめて参加したので,花火の事はよくわかりません。
 花火は見た事はあっても,じっさい花火の事をきいてみると,すごく,おくがふかいんだと思いました。
 ○○くんにさそわれて,今回参加しましたが,すごく勉強になりました。
 子供が3人いて,まだ花火をテレビでしか見せた事がないのでみせたいです。

●第一回目なのでみんなとれると思って甘く見ていました…。
 講義を受けてこれからはまた違った花火の楽しみ方ができると思い,うれしいです!

●今までとは違った目で,また,よりいっそう花火を楽しく見れそう。来て良かったです。

●第一回目という記念にぜーったい合格したあい 花火ってサイコー☆ 今日のおかげで,違うく花火がみれます。

●本日は,取材させていただきまして本当にありがとうございました。
 普段は飲んでばかりの花火大会でしたが,今後は,もっと楽しんで見ることが出来そうです。

●1)先ず,NPOで,運営されている事に対して,敬意を表したい。
 2)こういう(鑑賞士)のシステム制度に対しても,全国の花火鑑賞者に対して,励みになるので,大変良い事であると感ずる。
 3)花火の用語が,色々と書物に依り,又業者に依って異なっているので,今後,是非,統一されることを願う。
 4)日本の例が多かったが,ビデオなどで,世界の主な国の例を是非見せて欲しい。
 時間の関係上,希望者だけでも可。又,12時頃の受付前でも可。

●どうせ1日かかってしまう講習&試験なのでもっと早くからやって,早く終わった方が遠くの人たちのためにも―と思うんだ。
 循環バスなんかも利用できるしネ!費用5000円は高すぎると,本日受験に来た方々,みなさんがそう言ってますヨ!

●講師の方々の話に大変熱が入っていて,たのしく聞けてあきませんでした。
 次の上級試験もたのしみにしています(合格してたらですが)

●自分が考えていた以上にむずかしい問題であった。講習内容(時間)だけでは,不足するような設問もあるように思えました。
 今後は講師は限定して,もっとポイントを絞り込んで行っていただけたら,
 もっと自分のものに「大曲の花火」が身についたかもしれません。
 本日は,たいへん勉強になりました。感謝致しております。
 玉の名前は今回の講習時間内では,ほぼ無理です。すいません。

●花火大会と同様に4人の講師がそれぞれ個性を発揮して行く構成が良かったと思います。
 4章で盛り上がって終わって気分も良かったです。
 備品については,定員オーバーということなので仕方ない部分と思いました。
 音量の件はすぐに対応して頂いて良かったです。
 ホワイトボードはもう少し高い位置にあると後ろの人も見やすいです。
 次回はスタッフとして参加できるようにします。

●わかりやすい所もあったし,専門的でむずかしい所もあったけど,いろいろ花火のことが聞けてとても楽しかった。

●説明を聞くに追われ,参考書(テキスト)が読めなかったことが,試験結果にたいへんひびきました。
 自分で納得できるよう読んでから受験したかったと思います。後の席であったことも残念!!

●言葉がよく聞きとれなかった。

●今までは,花火大会で仕事をしてもDJや番組の進行役として伝えることに精一杯だったのですが,
 きょうの講座を拝聴して「楽しむ」ために「知る」ことの面白さを感じました♪
 早く実践で観てみたいです!! あと1時間後!たのしみだなぁ~!!
 ボランティアで準備された皆々様,まことにおつかれさまでした。
 どの先生のお話もめっちゃ面白かったです!

●花火師さんの話を直接聞くことができ,遠くから来た甲斐があったし,しみじみ感じております。
 これからの大曲花火の益々の発展をお祈りします。面白かったです。

●なかなかハイレベルの講座内容でした。
 受けた方は,結果がどうであろうと花火を見る目がこえてくると思います。大変ありがとうございました。


大曲花火倶楽部は,日本の伝統的・総合的芸術である花火への理解を深めること,花火に関連した事業を通じ地域活性化を図ることを目的として設立した特定非営利活動法人です。(会長 賢木新悦)

事務局:秋田県大曲市須和町1丁目1-57
TEL:0187-63-6887

「大曲花火屋」

「サンロード商店街」が「花火通り商店街」に生まれ変わった8月2日(土),「にぎわいのある商店街形成事業」の第1号店として,大曲市とNPO法人大曲花火倶楽部との協働のもと「大曲花火屋」がオープンしました。
大曲花火屋は「花火」をキーワードに商店街ににぎわいを創出しようと,今までの全国花火競技大会や新作花火コレクションのポスター,全国の花火業者の半纏の展示,オリジナル商品の販売などを行います。
また,願いやメッセージを込めた世界でたったひとつの「プライベート花火」の打ち上げ申し込みもできます。
今後,特別展示やイベントも企画しており,目の離せない内容となっています。ぜひご来店ください。
店舗概要運営 大曲市 NPO法人大曲花火倶楽部
所在地 大曲市通町2番31号 1階(富樫食堂下)
営業時間 10:00~18:00
定休日 当面は無休で営業
内容
  • 全国花火競技大会資料の展示
  • 花火玉,打揚筒の模型展示
  • 休憩コーナー
  • 地元花火師の紹介コーナー
  • 花火ビデオコーナー
  • 巨大花火玉ジオラマ展示
  • 花火関連商品の紹介,販売
  • 花火鑑賞の講習会(予定)


大曲の花火をイメージした帯の意匠 きれいねぇ~
NPO法人大曲花火倶楽部  電話 0187-62-6887

「花火通り商店街」
8月2日「サンロード商店街」が「花火通り商店街」に生まれ変わりました。
”やさしく 楽しく 親切に”をモットーに
1. 大曲一番の商店街となる
2. 個店個店がキラリと光る
3. 親切でやさしい,笑顔の商店街である
以上3つの特色を目指しています。

NPO法人 大曲花火倶楽部とは?

大曲花火倶楽部は,日本の伝統的・総合的芸術である花火への理解を深めること,花火に関連した事業を通じ地域活性化を図ることを目的として設立した特定非営利活動法人です。(会長 賢木新悦)

大曲花火倶楽部・副会長の小西さんは 毎日新聞のコラムに 以下のようなエッセイを書いていらっしゃいましたので、転記しておきますね。
[木曜の窓]リレーコラム 夜空に「ありがとう」=小西享一郎

NPO法人大曲花火倶楽部が認定する「花火鑑賞士」の資格認定試験に全国から78人集まった。首都圏からもなんと30人近く、受講、受験のために、花火の街「大曲」に足を運んで下さった。

午後1時から4時間にわたる講義。第1講座「花火の歴史と花火概論」、第2講座「花火の製造と打揚げ」、第3講座「花火の種類」、第4講座「全国の花火大会と鑑賞のポイント」を誰一人寝ることなく、真剣に受講して下さった。

その後、1時間の認定試験が行われた。VTRを見て「玉名」を記す難問もあった。試験の結果はともかく、この試験は、「権威」や「特権」を与えるものではない。あくまでも花火を芸術としてとらえ、その知識を収得するための自己実現のための一手法なのだ。

受講者ひとりひとりからの言葉がありがたかった。山梨県の男性は「今年大曲は、3度目です。春の新作花火、夏の競技大会、そして今回の受験。大曲は、僕にとっては、巡礼の地メッカなんですよ」と言った。

また大学院生の女性は「私は、同時通訳を志しているけど、日本文化である花火は、今まで、なかなか説明できなかった。この機会に勉強したい!」。「花火は文化。ラジオで、わかりやすく花火をリスナーに伝えていきたい」というラジオパーソナリティーの女性も。

いろいろなカタチで、花火の素晴らしさ、良さを語れる「花火鑑賞士」が多く誕生しそうだ。

その夜、花火鑑賞士の誕生を祝うかのように、河川敷で花火が打ち上げられた。「あれは、芯(しん)入り冠菊(かむろぎく)だよね。きれいだね」と受講者から声があがった。花火の街大曲に、またひとつ花火文化の花が咲こうとしている。僕は、たまらなくうれしく、夜空の花火に「ありがとう」とつぶやいた。(NPO法人大曲花火倶楽部副会長、大曲市在住)